案件見積管理及び営業支援システムの構築
ユーザー情報
プラスチック製等の包装容器の製造及び販売
- 360名(グループ910名)
- 130億
課題・背景
・人に頼った運用が有る為に品目登録に遅れが生じ、製造の発注から客先納期回答などのリードタイムに遅延が発生している。
・多様化する製品の見積に対し現行システムでの対応が難しく、見積作成に時間が掛かっている。
・試作品製造を生産管理部門に依頼をする際に、手作業による書類の作成、伝達などで作業負荷が多く発生している。
・案件の管理や見積情報と成約情報の連動が行われていない為、売上予測や営業担当の実績貢献が推測できない。
施策概要
システム構築後10年以上が経過している現行の見積システムを、パッケージをベースに新たなシステムとして構築。
更に営業活動を支援する機能の追加を行った。
具体的には以下のような施策を実施した。
・ボトルネックとなっていたカスタマイズ商品の品目登録を、見積情報を基に半自動化で登録できるように機能を追加。
合わせて各システムで分散管理されていた品目のマスタ情報を集約化。
・見積機能の拡張を行い、従来品以外の製品の見積作成をサポート。
・試作品製造依頼に関する各種書類を見積情報と連携して作成できるようにシステムサポートし、
生産管理部門へもシステム機能を介してタイムリーに伝達。
・案件の管理機能及び見積情報から成約登録を行う成約機能を追加。
得られた効果
・成約案件の品目マスタ登録半自動化により各工程間のリードタイムが向上され、お客先へのスムーズな納期回答、納品が可能となった。
・見積機能の拡張により見積作成時間の短縮と見積精度の向上が図られた。
・各種書類のシステム化及び伝達の自動化により、営業担当の業務負荷の軽減が図られた。
・案件管理の情報集計による受注、売上予測の精度向上、及び新規獲得率やリピート率の把握が可能となった。
・見積及び成約情報の管理により、営業担当の活動評価の可視化が可能となった。